中古住宅を購入する時、すでに綺麗に塗り替えてあるでしょうか?
私もよく中古住宅の塗り替えをおこなうことがあります。
不動産会社から依頼を受け、中古物件を綺麗に塗装し
お客さんに販売するという仕事です。
ですがこの中古住宅の塗り替えには気を付得るべきポイントがあります。
その点についてお話したいと思います。
塗り替えはいい加減?
これは正直な話、
中古住宅の塗り替えは一般的な塗り替えよりいい加減なところがあります。
まず、お客さんが住んでいないことから少々手を抜くという点が挙げられます。
一般的な塗り替えであればお客さんが住んでおり、
お客さんの目があるため丁寧な仕事をするのですが、
中古住宅はお客さんが住んでおらず、これから販売するというものなので、
正直そこまで丁寧に塗り替えをする業者は少ないのかもしれません。
もちろん丁寧に塗装する会社も多いと思いますが、
一般的に見て中古住宅の塗り替えは手を抜く傾向にあります。
見た目重視がポイント
中古住宅の塗り替えで最もポイントとなるのが、
「見た目が良くなっていればいい」という考えです。
中古住宅の場合、保証というものが無い場合があります。
ですので購入してから外壁が傷んできても
保証がないため販売業者が直すわけではなく
購入した方が直すことが多くなっています。
ですので販売業者は売ることに力を入れます。
「見た目が良くなっていればいい。」
そう思う販売業者が多いです。
ですので3回塗るところを2回にしてみたり、
屋根の塗装は錆び止めを塗らずすぐに上塗りしてみたり。
こういった事が行なわれることもあります。
もちろんすべての中古住宅がそうではありません。
ですがそういった傾向にあるという事は頭に入れておいてください。
どうすればいいの?
では中古住宅を購入する時、
塗装の良し悪しを見極めるにはどうしたらいいのでしょうか。
これは素人の方が見ても分かりません。
1回塗りなのか2回塗りなのか、
素人が見ても判断できないので、
購入する際は塗装屋さんに見てもらうのが一番です!
熟練した職人さんなら塗ったところをみれば
一発でその良し悪しが分かります。
ですので信頼できる塗装屋さんと一緒にその物件を見ましょう。
ここはしっかり塗られているか、
屋根と塗膜は厚くなっているか、
錆び止めはしっかり塗られているか。
熟練した塗装職人ならこういった事も見ればだいたい分かります。
また見るべきポイントも分かっています。
大きな買い物ですし、大事な決定です。
購入したはいいが1年後すぐに外壁が剥がれてきたでは
精神的なダメージも大きいですし、経済的にも大打撃です。
そうならないためにもまずは購入する前にしっかりと確認する。
これが大事ですね!
購入前には塗装屋さんに一度見てもらう。
これは誰もやってない事なので是非お勧めします!
今日は中古住宅の塗り替えの裏事情をお話しました。
こういった事はあまり語られていません。
ですがこれから中古住宅を購入する方が失敗しないためにも
是非参考にしていただきたいと思ったため記事にさせていただきました。
参考になれば幸いです。